第二中足骨の骨折

第二中足骨の骨折

足を骨折した馬がいるので、検査しに行きました。
 
見ると、管の内側がぽこっと腫れていました。
 
レントゲンを撮ってみると…
 
LH4-1 (1)
 
 
 
 
 
 
 
 
骨が盛り上がっているのが分かります。
 
もう一枚、今度は斜めから…
LH4-4 (1)
 
 
 
 
 
 
 
 
骨折線が見えました。
 
実際の肢だと、大体この辺になります(矢印)。
(写真は別の馬の肢です)
IMG_2575
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
管の部分の骨は、このような構造になっています。
SCN_0001
 
 
 
 
 
 
 
(出典:家畜比較解剖図説 上巻 加瀬嘉太郎/著 養賢堂版)
 
 
今回骨折が分かったのは、内側にある第二中足骨。
 
この部分は人間でいうと人差し指に当たります。
馬では上の図のようにかなり退化しており、この骨はほとんど体重を支えていません。
 
 
そのため痛みが強かったり、骨折した部分が靭帯に当たったりしていなければ、
炎症が治って少しの休養で、競走に復帰できます。
 
この馬も手術はせず、休養後に運動を進めていくことになりそうです。
 
 
人も動物も使わない器官は退化し、必要な器官はより発達していきます。
 
100年後の馬や私たちは、今とは違う姿になっているのでしょうか?
 
 
 
 
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