骨端炎について

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今日は、1歳馬にみられる腕節の骨端炎について お話ししたいと思います。

 

写真1

 

腕節が肥大し、熱があったり痛みや跛行を伴うことがある、

発育期にみられる骨の異常です。

 

レントゲンにより診断が可能です。

この画像のように 骨端が開き、骨膜反応がみられます。

写真2

 

原因は様々ありますが、

まず腕節のコンフォメーションがオフセットであることが多いようです。

オフセットニー

 

角度がずれていることにより、

橈骨の遠位にある成長板に不必要な圧力を与えます。

(*コンフォメーションについては、こちらを参照)

 

そして、高栄養な食餌を与えることによる急成長も影響します。

問題が落ち着くまではえん麦などの穀物を減らし、

ルーサンや牧草などを与えることにより食餌をコントロールします。

 

また、他の1歳馬たちとの放牧をせず、

サンシャインパドックなどで運動制限をします。

しかし、1日2回は30分程度の引き運動が必要です。

 

7日間消炎剤を投与し、

食餌中のカルシウムとリンのバランスを正し、

さらに銅・亜鉛・マンガン・カリウム・ヨウ素・セレンも与える必要があります。

 

症状が落ち着けば、徐々に元の飼葉内容に戻します。

 

放牧地の牧草に含まれるタンパク含量が高いことや

高エネルギーの飼葉を与えることにより起こりやすくなるので、

日頃から馬の成長率に十分な配慮が必要です。

 

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