蟻洞(ぎどう)

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蟻洞とは、蹄の内部に空洞ができる蹄の疾患のことです。

蟻洞アイキャッチ

 

不衛生な環境・管理不足・蹄の反回で力がかかること・蹄葉炎などが原因となって起こり、

また 真菌や細菌の感染を伴うことも多いです。

 

(ちなみに、似たような症状に対して 北海道では砂のぼりという表現が一般的ですが、

この2つは厳密にいうと 空洞の発生する部位が違うそうです。)

 

蹄はヒトの爪に相当する部分なので、

病変が角質部分に限局しているだけなら 痛みが生じることもなく、

早期に発見して対応すれば 大きな問題とならずに治るケースも多いです。

 

しかし病変がさらに内部へと広がってしまうと、跛行の原因になったり、

病変部分を削って露出させ、消毒や装蹄療法を行いながら、

最終的には 健康な蹄が伸びてくるのを待たなくてはならないため、

完全に治癒するのには かなりの時間を要します。

蟻洞4

 

ですから 削蹄・装蹄を定期的に行ない 蹄のバランスを整え、

毎日の蹄の手入れをきちんと行い、

雨で 状態の悪い馬場には 馬を出さない もしくは 念入りに手入れをするなど、

日々の管理が大事です。

 

蹄のX線検査を行うと、このように病変の範囲を正確に把握することができます。

蹄内部の黒く写っているところが、空洞になっている部分です。

蟻洞2 蟻洞1 蟻洞3

 

また 消毒には色々な薬が用いられますが、

状態によっては このようにブーツを履かせて、

中に専用の消毒薬を入れ 蹄を浸漬する方法をとることもあります。

蟻洞cleantrax

特に蹄の問題に対しては、装蹄士さん・牧場の方々・獣医さんが

皆で情報を共有し、協力して治療に当たることが 問題解決の一番の近道であると考えます。

何かありましたら ご相談ください。

 

梅雨の時期は 洗濯物が乾かず、困りますね。

こちらは小林にあるペット用のコインランドリー…でも大きさ的に馬用?らしいです。

大きい方の洗濯機 一回 2,000円です。

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